夫婦喧嘩の続き

昨日の晩「letzten Freitag」でケンカになって

決着がつかないまま夜が明けた。

今朝は猫が起しに来て、まあなんとか気を取り直し

トーちゃんと一緒に朝ごパン。

ふと、台所のピンボードに貼ってあった

コンサートチケットが目に入った。

「ブライアン・フェリー、いつだっけ、どこでだっけ？」

とトーちゃんに聞いてみた。

私は、ブライアン・フェリーなんてまったく興味はない

（私はViking Metal　Fan!)が、

コンサートチケットの話題で

昨日のケンカの気まずさが挽回できるかな、かなと

ちょっと期待して切り出した。

ところが、トーちゃんの答えときたら

「チケットに書いてあるだろー」で終わり。

と私には目もくれずパンを片手に雑誌を読んでいる！！

こんな状況は今に始まったことではなく今まで

何度も何度も何度も何度も繰り返してきている。

が、今日はちょおおおおおおムカついた！！

そしてあとは昨日の続きになってしまったわけなのです。

休日には一緒に語らいながらのんびり朝食という図が

またもや一気に崩れた。

夫婦喧嘩は犬も食わないと、日本のことわざがうたっているように、

くっだらねーには違いない、、が、ムカつくんだよっ！

日本の桃ちゃんに電話してちょっと快復して、

午後は地元の文化サークルの集い

「Lesesalon　朗読サロン」へ。

とーちゃんはバイク仲間とどこぞへ。

ここではヘルマン・ヘッセとかゲーテとかシラーをはじめとして、

現代の詩人の作品などを参加者がそれぞれ読み上げ、

引き続きその内容について語り合うというもので

会話ならなんとかなりはするものの

この手の高度なドイツ語は

私の理解の範囲を超えている場合が多いことは否めない。

が、このほんわかな雰囲気がとてもいい。

ドイツ人のおじさんおばさんたちのなかに

日本人がぽっつり混ざっているのだが、

このグループはそんな私を大歓迎してくれている。

今日のテーマは「終わりと初め」。

会の半ば、皆の期待たっぷりの視線が私に集中・・・

ヤバッ、昨日ケンカ騒ぎで何も準備してない・・・

だったのだけど、とっさにアドリブで

「日本の年末と年始」についてちょこっとお話。

この２週間の間に、日本では3つ大きなイベントがある。

クリスマス、大晦日、お正月、の3つで、

クリスマスはキリスト教、大晦日は仏教、お正月は神道のお祭りで、

２週間の間に、３つの宗教が日本中で当たり前に仲良く入れ替わる。

これは、皆さんには受けたらしい。

日本って、おもしろい国だと。

新聞を読むためには3000ぐらいの文字を知らないといけない話をすると

PCの文字は、そんなにたくさん、どうやって書くんだ？？は

ちょっと日本のことを知ったドイツ人が抱くスタンダードな質問＾＾。

そんなこんなで、楽しい午後を過ごせたおかげで

やっと夫婦喧嘩のムカつきから開放され、

晩御飯の時間にはとーちゃんも私も

キゲンは快復しました。

どうもお騒がせ致しましたなのです＾＾。

仲良くメタルコンサートに昔は行っていた

Bremen市民公園のボート、最近　

（カメラポーズなので仲良しに見える）