ドイツ在住 猫好き書道家 🙀

フォローしてくれたら嬉しい😸

オットーは幸せだ

オットー、日に日に目に見えて弱ってきた。

今までベッドにしてたダンボールは深すぎて、出入りができなくなった。

なので、別のダンボールを低くしてご用意した。

オットーのために。


ダンボールだけでは寒そうなので、毛糸やTシャツなど入れてあげたが、気に入らない。

で、私の足元用の赤外線ランプを思いついた。

日本なら、コタツがあるんだけどな。

このランプを机の上に高さを調整してセットした。

昨日から、照らしっぱなし。

オットーのために。


3-4時間おきにオシッコのはずなのだけど、フラフラしてトイレまで行かれなくなってきた。

なので、だっこしてお連れする。

オシッコも少なくなってきた。


ゴハンもいまや、6-7mm角に切った鳥のささ身をせいぜい5切れ。

これも3-4時間おきにトライ。たいてい、食べたくない。

便秘すること今日で丸々4日。

でもほとんど食べないから、ホネホネしてきた。

妹のたまっちはコロコロなのに。



オシッコとゴハンをトライするため、私は先週からオットーが唯一お気に召してくれてる、アトリエのゲスト用ベッドを使っている。

通して寝られないので、毎日眠い。

でもオットーのためにがんばるぞ~。


金曜日、私の書道個展の作品説明会を予定していたが、オットーをひとりで置いていけないので、ドタキャンした。

このドタキャンには「オットーの側にいてあげてね」とか「がんばってね」とか、優しいメールが20通ぐらい来た。

さすがドイツ、猫が重病でもシゴトを断る理由で立派に成り立つんだ~。


明日、、今日だ、、夜、地元のカルチャー・グループの会合で、私の人形と書の紹介+説明会がある。

夜はトーちゃんがオットーに付き合ってくれるので、これだけはそのまま出ることにした。

場所が道路をへだてた家の向かい側なので、オットーに何かあったら、即座に帰るということで。

でも、地元の皆さん、えらい楽しみにしてくれてるらしい。日本文化は異色だし。

これはうれしいことだ。


今日、猫Fan、カタリーナのところの猫キキちゃんが去年のクリスマス前に突然亡くなったというメールが来た。

突然、逝かれてしまうのは耐えられないだろうな。

オットーは、お別れのための時間をくれた。

毎日、涙は滝の如しだけど、だんだん覚悟はできてきた。



野良ちゃんなら、ちょうどいいきれいなダンボールもない、赤外線ランプもない、6mm角に切られた鳥のささ身もない、安心して寝ていられる場所もない、冷たい雨にぬれて一人で苦しい思いをしなければならない。

オットーは幸せだよね。


オットーとの時間もあとわずか。

書道コースのお手本をとっとと仕上げなければならないのだけど、やっぱり手につかないなぁ。。。