放射能コワいよヒステリー

余震の続く日本を後にしてほとんど1週間になります。

今回の地震はなかなか終らないので、今この瞬間も、日本の家族や友人は大丈夫なのかと気が気でない。。

日本にいても、ドイツからのメールは「原発」と「放射能」がほとんどで、うんざりしていたが、ここ数日、もっとエスカレートしてきました。ほとんど、放射能コワいよ･ヒステリーだよこれ。

そして東北の津波の被災地のことはまったくといっていいほど報道されなくなりました。

少なくとも私の他にブレーメン在住の二人の友人は、このドイツ･メディアの過剰報道と、それを真に受けて更にギャーギャー騒いでいるドイツ人にうんざりを通り越して、怒りさえ感じる今日この頃。

で、友人の一人は、我慢限界、新聞社に喝入れの手紙を書いたところ、おもしろがってインタビューに来たそうです。

そのお手紙の内容がすばらしかったので、私のブログ・ドイツ語版にのっけました。

そうしたら、それに真っ向からけんか腰で、文句タレのメールが1ヶ来ました。

こいつ、居合道をやっている日本Fanのはずなんだけど、私に向かって「なんで日本は地震で危険なところに原発建てるんだよっ」と息巻いてます。日本で地震の危険のないところってどこですか？？と聞きたいね。

私に言われても、そこは専門家さんの判断なのだから、それ以外にやりようがなかったんでしょう。

居合道の上級者なくせに「怖がり・ドイツ人（これはフランスのジャーナリストが皮肉って書いてた、放射能に対する反応がぴったりでバカ受けしたので、たびたび引用した）」という言葉に異常にエキサイトして、平常心を失って、元書道の先生の私に真っ向から噛み付いてくるなんて上等だよ。居合道だ？サムライが聞いて呆れるよ。

今のところ、大バカモノめはこいつ一人。

それと同時に、放射能コワいよばかりでなく、状況を客観的に見られるドイツ人もけっこういるんだとわかってきて、うれしい限りです。

確かに原発は事故ったりすれば、世界が危険にさらされます。

今現在も、福島の放射能がドイツまで飛んでくるといって、アワアワしてるドイツ人がけっこういます。

でも、日本には最先端の技術者もいれば、侍もいる！！

自分の命の危険を顧みず、日本を救うのだと、がんばってる自衛隊や警察官、そして東京電力の社員さんたち、彼らは本当の侍です！

がんばれ日本の侍！！！