ボークフェルド芸術祭り
そして引き続き地元ボークフェルド(ブレーメン北東部、ヴンメ川のあたりの田舎風の村というか町)にて、5月22日(日)、芸術家の作品展、野外劇、子供のダンスグループ、アイルランドのフォークグループ、アイス、ワイン・スタンドなどなどが、普段はなんでもないただの公園に展開されました。
この日は朝は太陽サンサンでしたが、天気雨が降り、オープンエア・イベントにはちょっと辛いものがありましたが、ちょうど選挙もあって、まずまずの人出をゲットできました。
去年夏にこのボークフェルドに引っ越してから、「村人」と仲良くなるために、と、「ボークフェルド・カルチャー・フォーラム」という地元の文化グループに入れてもらってます。
http://www.kulturforum-borgfeld.de/
このグループの会合で、今度の芸術祭りで日本支援の募金集めもやろうということで、「募金ちょうだいフィッシュ」なるものを作りました。
フィッシュなのは、カルチャーフォーラムのロゴ、ヴンメ川とのつながりがあるし、日本のシンボルで鯉が考えられるとか、その辺からフィッシュになったそうです。
このフィッシュのえさはオカネです。
カルチャーフォーラムの芸術家さんが鉄の骨組みと金網の本体を作って、それに、色とりどりの細い布を結びつけてフィッシュのうろこにします。
このフィッシュは、わざと未完成のまま芸術祭りに出し、募金をしてくれる人は細布をもらって結びつけられます。
つまり、フィッシュ作りは皆で参加、そして、「結びつける」は「人と人」「東と西」を結びつけるの意味もあります。
このボークフェルドの西地区は最近発達した新興住宅地で、昔からの東地区と別物のイメージがあり、フォーラムの活動でこれを結び付けたいという趣旨もあります。
こういう芸術作品をドイツ語で「Mitmachkunst」(一緒に作ろう芸術)というんだそうです。
さて、私とあきちゃんは、日本人ということで、このフィッシュの「えさちょうだい係」。
書道コースのズィルケさんと合気道仲間のヤン・エリック君が手伝ってくれました。
先週の市民大学での展覧会のフライヤーが余っていたので、これを鶴に折って、「えさ」をくれる人に配りました。
余ったフライヤーは、実はゴミだがこのように折り紙にすれば、ステキな折鶴になる、カオスからの再生、リサイクリング、エコ、といった意味も含みます。
これは、ブレーメン芸大のななちゃんがやってる「折り紙プロジェクト」のまねっこですが、いいことはまねっこでもいいと思います。
今度の地震・津波よりもドイツでは原発事故がいまだにトップテーマで、「フクシマ」に募金なら進んで、という市民が多いようです。
今回の募金は赤十字ではなく、ブレーメン独日協会ということになりました。
独日協会では、釜石市とコンタクトがあり、釜石市の保育園など子供にターゲットを当てた支援活動を行っています。
募金についてもあとでブログ書きます。
この日、11時から4時の予定でしたが雨で3時ごろお開きとなり、集まった募金は338,10EURとなりました。
カルチャー・フォーラムのヤコブ・ルドルフさんが、ちょっと足して380EUR(約44000円)の募金をブレーメン独日協会に送りました。